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アクセス解析
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これだけは覚えておきたい!Google アナリティクスで見るべき5つのポイント
Yappli で制作したアプリは、Google アナリティクスで解析ができます。
(現在、法人プランのお客様のみ無料で提供しております)
Google アナリティクスを使うことで、ユーザーの利用状況を解析し、アプリのコンテンツを改善していくためのPDCAサイクルを回すことができます。その反面、「機能が多すぎて、使い方がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、Google アナリティクスでアプリを解析する際に基本となる5つのポイントをご紹介します。
- 新規ユーザー数(ダウンロード数)を見る
- ユーザーの概要を知る
- アクティブユーザー数で、実際にアプリを使っている人数を見る
- スクリーン数で人気のあるコンテンツを知る
- プッシュ通知がどのくらい開封されているか見る
1.新規ユーザー数(ダウンロード数)を見る
①ダウンロード数を調べたい期間を設定します。
②左のメニューから「集客」を選択し、一番上の「新規ユーザー」をクリックします。
③日・週・月ごとの表示形式を選択します。
④設定した期間のダウンロード数が表示されます。
2.ユーザーの概要を知る
①ダウンロード数と同様に期間を設定したら、メニューから「オーディエンス」を選び、「概要」をクリックします。②それぞれの指標の意味は以下の通りです。
「ユーザー」
指定した集計期間において、サイトへの訪問した人数から重複を除いた人数です。
「セッション」
ユーザーが訪問した数(アプリを開いた数)です。30分以内でページを遷移しつづければ同じセッションとしてカウントします。
「スクリーンビュー」
ページが閲覧された合計回数です。(PV数)
「セッション別スクリーン数」
スクリーン/セッションで割った数です。
1回のセッションで何ページ閲覧したかが計測できます。3.アクティブユーザー数で、実際にアプリを使っている人数を見る
①ダウンロード数と同様に期間を設定したら、メニューから「オーディエンス」を選びます。
②サマリーの下にある「アクティブユーザー数」をクリックします。
③月間で1回以上アプリを開いたユーザー数が表示されます。
④1日のアクティブユーザー数から7日以内、14日以内の結果も閲覧可能です。
4.スクリーン数で人気のあるコンテンツを知る
①ダウンロード数と同様に期間を設定したら、メニューから「行動」を選びます。②サマリーの下にある「スクリーン」をクリックします。
③アプリ内のコンテンツがスクリーン名に表示されます。(機能設定でつけた名称が反映されます)
④設定した期間、そのスクリーンを閲覧した数が「スクリーンビュー」として表示されます。
5.プッシュ通知がどのくらい開封されているか見る
①期間を設定したら、メニューから「行動」を選びます。
②「イベント」をクリックし、「概要」または「上位のイベント」をクリックします。
③イベントカテゴリとして「プッシュ通知」が表示されます。
④合計イベント数より、設定した期間のプッシュ通知開封数がわかります。
(なおプッシュ通知は、⑴端末のホームから開いた場合、⑵アプリを開いて出てくるポップアップを開いた場合、⑶通知履歴から開いた場合の3つの開封数の合計値となります。)
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UTMパラメータを設定する方法
UTMパラメータとは、広告やメルマガなどの効果を計測するために設定するパラメータです。広告のリンク先になるURLの末尾にパラメータを付与することで、その広告からの流入数を解析することができます。
この場合は、アプリを一つの広告とみなします。アプリ内のコンテンツからウェブページ(ECサイトなど)へのアクセス数が、どれくらいあったかを解析することができます。
注:UTMパラメータはGoogle アナリティクスで、カスタムキャンペーンと呼ばれています。ここでは、Google アナリティクスを解析ツールとした場合のパラメータ設定をご紹介します。解析ツールを独自にお持ちの場合は、その設定ルールに従ってください。
UTMパラメータの基本ルール
パラメータは、ソース(utm_source)、メディア(utm_medium)、キャンペーン名(utm_campaign)の3つから構成されます。基本ルールは以下のとおりです。
?utm_source=◯◯◯&utm_medium=△△△&utm_campaign=⬜︎⬜︎⬜︎- utm_sourceは参照元を設定します。この場合、アプリからの流入を示す「app」などが適当です。
- utm_mediumはメディアを設定します。アプリを複数持つ場合は、「yappli_app」と言ったように、なんのアプリからの流入かわかるようにしておきましょう。
- 最後に utm_campaignにキャンペーン名を入れます。例えば、アプリのホームからの流入を計測する場合は「app_home」、スナップや商品写真からの流入を計測する場合は「app_snap」や「app_item」となります。このようにアプリのコンテンツに合わせて、キャンペーン名を設定しましょう。
例えば、参照元を「app」、メディアを「yappli_app」、キャンペーンを「home_banner_app」と設定した場合のUTMパラメータは以下のとおりです。
?utm_source=app&utm_medium=yappli_app&utm_campaign=home_banner_app
メディアやキャンペーン名で複数の単語をつなげる際は、アンダーバー「_」を用いましょう。
管理画面でUTMパラメータを設定する方法
パラメータをつけたい場合は、リンク先になるURLの末尾に、上記のパラメータを貼り付けて保存します。
例)https://yapp.li?utm_source=app&utm_medium=yappli_app&utm_campaign=home_banner_app
この時、URLにすでに「?」が付いている場合、「?utm_source」の一番初めを「&」に変更してください。
例)https://yapp.li/category/ec.html?referrer=https%3A%2F%2Fyapp.li%2Ffunction.html&utm_source=app&utm_medium=yappli_app&utm_campaign=home_banner_app
リンクのつけ方は普段通り、上記のURLをリンク先に設定し、保存するだけです。パラメータをつけてもURLのリンク先に影響はありません。
ウェブビュー機能の場合は以下のようになります。(赤枠)
UTMパラメータを一括設定する方法
アニメーションレイアウト機能、フリーレイアウト機能、ニュース機能では、一括でUTMを設定することができます。
<アニメーションレイアウト機能の場合>
右上の「アニメーション設定」をクリックします。
一番下にUTMパラメーターを記入する箇所があるので「?utm_source…」以降UTMのパラメータの記入します。
記入したUTMは設定したアニメーションレイアウト機能で、直接URLを記入した際語尾に自動的に設定されます。
(最初の文字は、URLに合わせて「?」または「&」に自動的に変換されますので、どちらを入れても正常に動作します)
<フリーレイアウト機能の場合>
右上の「設定」をクリックすると、UTMパラメーターを記入する画面に移動するのでこちらで記入して設定してください。
記入したUTMは設定したフリーレイアウト機能内で直接URLを記入した際語尾に自動的に設定されます。
<ニュース機能の場合>
「テンプレート編集」をクリックすると、テンプレート編集する画面に移動します。
その中に「リンクに付加するUTMパラメータ」欄がありますので、こちらに記入して設定してください。
記入したUTMは設定したニュース機能内で直接URLを記入した際語尾に自動的に設定されます。
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UTMパラメータを使って、アプリからウェブへの流入を解析する方法
UTMパラメータの設定方法はこちらよりご覧ください。
ここではGoogleアナリティクス上で、設定したパラメータの解析をする方法をご紹介します。
UTMパラメータを用いることで、アプリ経由のウェブサイトへの訪問数や、アプリ経由の売上などを計測することができます。
なお解析の際には、ウェブサイトのGoogleアナリティクスを使用いたします。
(アプリのGoogleアナリティクスではありませんので、ご注意ください。)まずは解析したい期間を設定します。
①左のメニューから「集客」を選択し、「キャンペーン」を選択し、「すべてのキャンペーン」をクリックします。
②プライマリディメンション欄にある、「キャンペーン」「参照元」「メディア」のカテゴリを選び、絞り込みます。ここでは、UTMパラメータに設定した名称が表示されます。
- utm_sourceは参照元に表示されます。アプリからの流入数の合計値などを見ることができます。
- utm_mediumはメディアに表示されます。
- utm_campaignはキャンペーンに表示されます。設定したキャンペーン名が表示されますので、コンテンツごとの流入数や収益など、設定次第で詳細な分析をすることが可能です。
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Googleアナリティクスでカスタムレポートを作る方法
Googleアナリティクスでは、ディメンションと指標を組み合わせて、カスタムレポートを作ることができます。
カスタムレポートでは、標準レポートにない様々なデータを取得することが可能です。「何時にアクセス数が多いのか」「曜日によってアクセス数はどう変化するのか」といった
細かい条件を設定したレポート作成したい際に使用します。
カスタムレポートを作成する方法
①左のメニューから「カスタム」を選択し、「カスタムレポート」を選択します。
②「新しいカスタムレポート」を選択します。③カスタムレポートは、「全般情報」「レポートの内容」「フィルタ」「ビュー」の4つで構成されます。
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全般情報:カスタムレポートの「タイトル」を入力します。(例「曜日別セッション数」「時間帯別アクセス数」)
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レポートの内容:レポートには必ず1つタブがあり、必要に応じてタイトル(名前)を変更し、追加します。種類は、 [エクスプローラ]、[フラット テーブル]、[地図表示] のいずれかを選択します。必要なデータのディメンションと指標を指定します。(詳細は以下)
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フィルタ:フィルタを使用すると、レポートに表示するデータを限定できます。通常はあまり使いませんが、必要に応じて不要な項目をフィルタしましょう。
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ビュー:このレポートを表示するビューを選択します。[このアカウントに設定されているすべてのビュー] を選択すると、アクセス可能なすべてのビューでこのレポートを表示できるようになります。
すべての項目を入力・選択し、「保存」ボタンをクリックして完了です。
ディメンションと指標の扱い方
①ディメンションとは、「データの属性」を表します。「参照元」「曜日」「市区町村」「ページ」といった解析したい基準を選択します。
②指標とは、「データを定量化したもの」です。「セッション」「ページビュー」「コンバージョン数」「直帰率」といった解析したい数値データを選択します。指標は、複数選択することが可能です。「指標グループを追加」ボタンでグループを増やすこともできます。
例えば、曜日ごとのセッション数(訪問数)や滞在時間をデータとして取りたい場合、
指標に「セッション数」「セッション時間」などを選択し、ディメンションに「曜日」を選択します。
すべての指標とディメンションを組み合わせることができるわけではありません。
ディメンションと指標は、どちらも対応範囲がユーザー、セッション、ヒットのいずれかの階層なので、同じ階層のもの同士を組み合わせる必要があります。
たとえば、「セッション」はセッションの指標なので、同じセッションレベルの「参照元」や「市区町村」などのディメンションと組み合わせます。「セッション」を「ページ」などのヒットレベルのディメンションと組み合わせても意味はありません。 -
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Google アナリティクスでより詳細なデータが取得できるようになりました【プッシュ通知編】
2018年1月10日以降リリースされたバージョンから、GoogleAnalyticsで取得される情報が追加・変更されます。
- iOS…v8.3以上
- Android…v5.6.0以上
※上記バージョンに至っていないアプリは本ページの情報が該当いたしません。
※アプリのバージョンをアップデートされたい場合は、管理画面より再申請を行っていただきますようお願い致します。今回はその中からプッシュ通知のGA上での解析方法についてまとめました。
まずは、Google アナリティクスのイベントトラッキングに関する、基本的な見方からご紹介します。
1.解析したい期間を設定します。
2.左のメニューから「行動」を選択します。
3.「イベント」を選択すると、メニューがでてきます。「概要」または「上位のイベント」を選択します。
4.下図のように、プライマリディメンション(1つ目の分析軸)を、③カテゴリ、④アクション ⑤ラベル から解析したい項目を選択します。
【新しく表示されるアクション】
オレンジ枠 → ポップアップに関連するアクション
青枠 → 通知履歴に関するアクション
グレーアウト → 過去のプッシュ通知のアクション(注意!ユーザーがアップデートしていない場合、こちらで計測されます)
【実際のアプリ画面上のアクションイメージ】
イベントのカテゴリ、アクション、ラベルの詳細につきましては以下をご参考ください。
- プッシュ通知
ユーザーの行動
イベントカテゴリ
イベントアクション
ラベル
アプリを開き、
POPUPが表示された時
プッシュ通知
通知開封
{配信日}{本文}
POPUPの閉じるボタン
(✕ボタン)や、
POPUPの枠外を
タップした時
※枠外タップでのカウントは、
Androidはv8.5.0以上への
アップデートが必要です。プッシュ通知
通知閉じる
{配信日}{本文}
POPUPをタップし、
詳細を表示した時
プッシュ通知 通知詳細
{配信日}{本文}
通知履歴を開き、
バッジ(赤ボタン)を
スクロールして消した時
通知履歴 履歴開封
{配信日}{本文}
通知履歴を開き、
履歴のプッシュ通知を
タップした時
通知履歴 履歴詳細
{配信日}{本文}
【解析するためのヒント】
- 実際にポップアップや履歴を「タップした人の数」を解析したい場合には、「通知開封」「履歴開封」をご参考ください。
- 過去のプッシュ通知の計測と混同したくない場合は、解析したい期間を1月10日以降に設定してください。
- 1月10日以降でもユーザーがアップデートしていない(該当バージョンになっていない)場合、計測されませんのでご注意ください。
- セカンダリ ディメンションに「オペレーティングシステム」を追加することで、iOS・AndroidのOS別のアクション数の違いも計測できます。
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Google アナリティクスでジオプッシュ通知を解析する方法
Google アナリティクスを使って、ジオプッシュの通知数を解析する方法をご紹介します。
①左のメニューから「行動」を選択します。
②解析したい期間を設定します。
③「イベント」を選択すると、メニューがでてきます。「概要」または「上位のイベント」クリックします。
④イベントカテゴリで「ジオプッシュ」と表示されている横に、その開封数(合計イベント数)が表示されます。
(端末設定が英語の場合、「Push Notification」に統合されています)
⑤設定されているジオプッシュ通知の通知名を選択いただくと、詳細な解析データが表示されます。また、解析期間を絞ることで、配信されたジオプッシュ通知の効果を解析することができます。
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Google アナリティクスでクーポンを解析する方法
Google アナリティクスを使って、クーポンの開封数を解析する方法をご紹介します。
まずは解析したい期間を設定します。
①左のメニューから「行動」を選択し、「イベント」を選択します。メニューの中から、「概要」または「上位のイベント」クリックします。
②イベントカテゴリを確認します。
③管理画面で設定されている、クーポン機能の名称が記載されていますので、クリックします。(よく使われる文言は「クーポン」「COUPON」「Coupon」などです。管理画面上で名称を変更すると、複数のカテゴリができますので注意しましょう)
④イベントアクションは、「使うボタン」と「お気に入りボタン」に分けられます。
使うボタンをクリックすると各クーポンの使用回数(合計イベント数)が表示されます。
(端末設定が英語の場合、「Use button」と表示されます)
各クーポンはイベントラベルで、自動的に番号が振られています。
末尾の番号が古いものから「1」新しくなるほど番号が大きくなります。
一度作って使わずに消したクーポンでも、管理番号にカウントされていますので、注意しましょう。