GA4とユニバーサル アナリティクスにおける取得データや計測基準の差について(2023年1月26日 公開)
Googleアナリティクスにつきまして、これまでご提供して参りましたGoogleアナリティクス360(ユニバーサル アナリティクス ※以下弊社GA360)からGoogleアナリティクス4(以下、GA4)でのご提供になります。
参考:『【1月26日更新】Googleアナリティクス360(ユニバーサル アナリティクス)の終了について』
基本的にはGA4と弊社GA360では同等のデータを扱うことができますが、アップデート上、注意が必要なポイントがございます。これまで弊社GA360をご利用いただき、新たにGA4を導入するお客様向けの留意点を本ページにまとめますので、ご活用頂けましたら幸いです。
留意点
・弊社GA360データはGA4に引き継げません
これまで弊社GA360で計測したデータは、GA4に引き継ぐことができません。GA4の導入が完了したタイミングからデータが蓄積されます。
・新規ユーザーはGA4対応バージョンのアプリアップデート後に再判定されます
ユーザーが新規ユーザーかどうかの判定はGA4対応バージョンにアプリをアップデートした時点でリセットされます。GA4対応バージョンアップデート後に初めてアプリを起動したユーザーについては、弊社GA360で既存ユーザーの場合でも、新規ユーザーと見なされます。そのため、GA4導入後しばらくは、新規ユーザーが多くなる傾向がございます。またお客様のGA4アカウントに連携していなくても、GA4対応バージョンにアプリをアップデートした時点から新規ユーザーの判定は開始されます
・お客さまのGAアカウントのプランによってデータ保持期間などの機能制限が発生します
弊社GA360では有償のGoogleアナリティクス360(ユニバーサル アナリティクス)をご提供して参りましたが、GA4ではお客様にアカウントを用意頂きます。GA4において、有償機能をご利用になる場合は、お客様ご自身で契約頂く必要がございます。
GA4の有償、無償による機能差分につきましては、以下ページをご覧ください。
参考:『[GA4] Google アナリティクス 360(Google アナリティクス 4 プロパティ)』
・セッション定義が変更されます
弊社GA360では、日付をまたぐと別セッションが始まったと見なします。一方、GA4では同一セッションと見なします。そのため、GA4の方がセッション数が少なく計測されやすい傾向にあります。なおウェブの場合に、ユニバーサルアナリティクスでは参照元情報(ソース、メディア、キャンペーン、キーワード等)が変更された場合に別セッションが始まったと見なされますが、GA4では同一セッションと見なされます。UTMパラメータを用いて、GAでウェブへの流入などを計測しているお客様はご留意ください。
参考:『UTMパラメータとは』
参考:『ユニバーサル アナリティクスでのアプリ セッション数の算出方法』
参考:『ユニバーサル アナリティクスでのウェブ セッションの算出方法』
・GA4で送信可能なデータは100文字までです
GA4の仕様上、送信可能なデータの文字数(イベントパラメータ値)は100文字までとなります。例えばスクリーン名や、イベントラベルで上限に達しやすいのでご注意ください。
なお、標準提供するYappli Analyticsでは文字数制限なくデータを閲覧できますので、ご活用ください。
参考:『【1月26日更新】Googleアナリティクス360(ユニバーサル アナリティクス)の終了について』
また、プッシュ通知については、イベントラベルの末尾にプッシュIDを付加しておりましたが、新たにプッシュ通知のIDをnotification_idというイベントを送信します。そのイベントを用いることでプッシュ通知ごとの分析が可能となります。
参考:『プッシュIDを確認する - プッシュ通知』
更新履歴
2023年3月6日 新規ユーザーの再判定、セッション定義についてを更新しました
2023年1月26日 本ページ公開
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